資産の運用について
日本人は世界の中でも「貯蓄が好きな国民」と言われています。
世界の保有資産の現預金比率を見てみると米国が13%、イギリスが23%、ユーロ圏が33%に対して、日本は52%です。
その背景には90年代初期のバブル崩壊が理由の一つにあり、株価が大暴落したことにより数々の投資家たちが痛手を負い投資に対しての恐怖が高まったこと。また、日本は欧米と違い経済やお金に関して学ぶ機会がなく投資などの知識を得られないまま社会にでるので、お金をどのように運用して良いのかわからない人が大半を占めているのが理由にあります。
ただ近年では銀行預金の低金利化、老後や年金に対しての不安、ネット証券の増加などにより効率よくお金を増やしていきたいと考える人が増えてきました。そこでこちらのページでは今から資産を増やしていきたい、資産の運用について知りたいというビギナーの方にもわかりやすく説明して行きたいと思います。
資産運用とは何ですか?
「資産運用」という言葉、耳にしたことがある方はたくさんいると思います。でもいざ「資産運用とは何ですか?」と聞かれたときにしっかり説明できる人はあまりいないのではないでしょうか。また、資産運用と聞くと「リスクが高いのでは…??」「何からはじめれば良いのかわからない」「難しくて自分にはできない!」などと不安に感じる方も少なくないでしょう。
資産運用とは簡単に言うと、自ら持つ資産を貯蓄や不動産、株、債券、投資信託などの投資をしながら増やしていくことです。
あまりイメージはつかないかもしれませんが、銀行預金も資産運用の1つとして考えられています。
現在は利子がほとんどつかないためお金を増やす目的としては不十分ですが、元本保証といって預けたお金が保証される制度があるので、リスクを抑え手軽にはじめたい方には良い方法です。ただ、上限1000万以上は 保証の対象外なので気をつけなければなりません。
他にも外貨預金、FXなどがあります。
人生の中でお金が必要になる時期というのは定期的に訪れます。子供の教育費、老後資金、住宅購入、結婚資金等、資産運用をはじめるにあたってまずはどんな目的でどのくらいの資金が必要なのかを明確にしておくことが大切です。