日本の年金問題
まず大きく分けて2種類ある年金について説明したいと思います。
①「国民年金」
自営業者が加入しています。特徴として、サラリーマンと比べ保険料は安いのですが、将来貰える年金が少ないです。これは、自営業者は定年というものがなく何歳になっても収入を得ることができるのでこのような年金制度になっています。ちなみに、サラリーマンや公務員も加入しています。
②「厚生年金」
みなさんが一番知っているのがこちらの厚生年金にはサラリーマン・公務員が加入しています。特徴として、国民年金に比べ保険料が高く、定年後に貰える年金が多いです。
さて、年金が破綻するとまで新聞に掲載されるほど危ぶまれていますが、どうしてこのように毎年、年金受給額が減額されているのでしょうか?
まず、根本的に日本年金機構のもつ年金が少なすぎる。では、どうして少ないのか?
厚生労働省が発表している年金制度「100年安心プラン」の前提条件がそもそもおかしいのです。
①年金積立金の運用利回り4.1%
②国民年金未納率 20%
2009年までに20%に減少すると発表していましたが、実際は毎年40%前後です。
③男性の平均手取り額
2025年⇨51万円(月額)
2038年⇨71万円(月額)
2050年⇨96万円(月額)
これに関しては、現実離れしすぎてあまり理解ができません。
あと7年で私たちの年収が平均600万を超えるとは思いませんが・・・
このように前提条件がおかしいため、予定していた年金積立金と現状が違いすぎて毎年の年金保険金の増額、年金受給額の減少。果たして現代の20代が65歳になるころには年金制度は残っているのでしょうか?はたまた、年金受給年齢が80歳になってたりするかもしれないですね。
ちなみに、みなさんお分かりのことですが、日本の年金問題は100%悪い方向へと向かっています。
現在 | 約30年前 | |
国民年金保険料 | 16,340円 | 7,100円 |
支給開始年齢 | 65歳 | 60歳 |
受給額 | 払った以上は戻ってこない | 払った以上に戻ってくる |
将来年金がどうなるかは分かりませんが、現在が良くない状況であるのは確かですので、何か現状を変えようとする行動が必要になってくると思います。