フィリピンの治安について

フィリピンの治安 犯罪率31%減少

フィリピンの治安について

2016年6月に大統領がロドリゴ・ドゥテルテ氏に決まってからは麻薬対策、犯罪撲滅などいろんな政策が実行され治安が良くなったと言われており、実際CNN Philippinesの2016年8月のニュースでは、ドゥテルテ政権に変わってから犯罪率が31%減少した、と報道されているようです。

しかし、まだまだ他の国と比べると治安は悪い方なのでフィリピンに訪れる際は気をつけなければなりません。
フィリピンで日本人が被害に遭いやすいトラブルをまとめてみました。

1.スリ、置き引き、ひったくり

混雑しているショッピングモールのエレベーターや電車内で前後から密着され財布を抜き取られるケースやを繁華街などで歩いている際にスクーターで後ろから近づき、ハンドバッグごと持っていかれる被害も報告されています。
また、財布だけでなくiPhoneやカメラを盗まれることも珍しくないそうです。

対策としては、リュックは前に背負う、または斜めがけのバッグで車道と反対側にかけ、必ずチャックなどで口が閉まるものを使う。
財布も高級そうなものではなく、ボロボロの財布を利用する、また、財布とは別にで少額が入るものをわかりやすいところに入れておくなど、細かいところまで徹底しておくが大切です。

2.強盗

特に路上強盗が多く、スリやひったくりと並行して頻繁に起きている犯罪です。
凶器を突きつけられ、財布や金品を要求されたり、ATMで所持金を全て下ろせと脅されることもあります。
対策としては、日本人はおしゃれな格好や高級品などを身につけていることが多く標的にされやすいので、地味な格好をするということ。そして、アクセサリーは絶対身につけてはいけません。ピアスをしていて耳を引きちぎられる人もいるようです。ジプニーに乗る際は居眠りをしない、信号待ちで停車しているときにひったくってくる人もいるそうなので充分気をつけましょう。タクシーに乗る際は必ずドアロックをかけ、夜遅くは一人で出歩かない方が無難です。
また、睡眠強盗と言って、食事の際日本人旅行者に親しげに近づき睡眠薬入りの飲み物や食べ物を勧め、眠らせてる間に財布や所有物を盗むという事件も多くなっているようです。

3.トランプ賭博詐欺

初めて聞くという人も多いと思いますが、フィリピンでは昔からある詐欺で日本人旅行者や留学生を中心に被害をうけているようです。街中でショッピングや観光をしている日本人にフレンドリーに話しかけ、「日本人と友達になりたい」「日本人の知り合いがいる」等こちらが気をひく話題を話し、自宅に招待してくる。そして、ゲームをしようなどと言われはじめは賭けなしのトランプゲームから始まり、徐々に少額から賭けていきます。最初のうちはこちらが勝つように仕向けられ、大きい額を賭けるよう誘導されます。断りづらくなる状況まで持っていき、最後の方は相手の思惑通り負けに追い込まれ多額の支払いを要求されます。
対策は絶対自宅には付いていかないこと、本当に日本が好きで話しかけてくる人もいますが、詐欺などが目的で親しげに話しかけてくる人もいるので注意しなければなりません。