フィリピンの土地、不動産投資について
ご存知の方もいると思いますが、フィリピン国籍でないものは土地を購入できないということ。
法人であっても、資本の60%以上がフィリピン資本でない限りフィリピン国内の土地を購入できないという規制があります。
しかし、不動産の所有権に関しては一切制限がありません。
つまり、外国籍の者や外国企業であっても、土地自体は別として、フィリピン国内の土地に建築された建物、機械装置及び改良物を所有することができます。ただし、マンションの場合は原則として、外国籍の者が所有する区分の合計(床面積ベース)が、マンションの建物全体の区分所有面積の40%を超えない場合に限って、外国籍の者の区分所有が認められます。
フィリピン経済の中心地であるマカティ周辺の不動産価格は、足元で年率5%前後の価格上昇が続いています。
人口が1億人を突破し、若年層の比率が圧倒的に高いため、将来的な不動産購入層も増えていくでしょう。
フィリピンの不動産ニーズは年を追うごとに拡大していくことが予想されます。
フィリピンで不動産投資をするメリット
フィリピンで不動産投資をすることは大きなメリットがたくさんあるのはご存知でしょうか。
まず、経済成長を受けて、5年もたてば不動産の価格が大きく上がっているのが期待できることです。
さらにフィリピンの場合は他のASEAN諸国と違って、外国人でも高級コンドミニアム(日本でいう分譲マンション)以外も購入することが出来ます。
フィリピンの不動産価格は日本の3分の1〜5分の1程度で物件やエリアによって変わりますが、地元の人が住む安い物件の中では600万ほどのものあります。日本人ですと1000万円程度が現実的で購入しやすいでしょう。資金が少ない人でも不動産投資をスタートしやすいというところがフィリピンの不動産投資の魅力です。ローリスクなフィリピンの不動産投資ですが、注意すべき点も隠れています。
物件の名義人をフィリピン人にしてしまったため、いざ売ろうと思ったときに書類にサインを取り付けられないというケースもあります。売りたいタイミングを逃し、どんどん機会損失してしまい、フィリピン人に従うしかなくなってしまいます。話がこじれると、弁護士を入れて権利を主張するしかなくなる場合も往々にしてあり得ます。弁護士費用、期間もかかるため、機会損失も起こります。
フィリピン不動産投資では、購入後の管理が重要となります。
日本のようにセットで売買仲介・管理運営・賃貸仲介のマッチングまで対応してくれる会社は、ほとんどありません。
日本と同じような購入後のサポートを期待し、丸投げすることはおススメ出来ません。
上記にも述べたように、これからさらに経済も発展し、不動産ニーズが拡大していくであろう国です。
成功すれば大きな利益を得ることも充分期待できます。
「こんなはずじゃなかった…」と後悔することのないようメリット、デメリットをしっかりと理解し不動産投資を楽しみましょう。