世界の銀行の金利
みなさんは海外の銀行について考えたことがありますか?グローバル社会の現代、金融もあらゆるボーダーが下がっています。例えば、世界の通貨を利用する為替取引もかなり一般的になりましたね。仮想通貨やキャッシュレスといった、お金の在り方についても、大きな時代の変化の中にいます。これを機に是非海外の銀行にも目を向けて視野を広げてもらいたいと思います。
海外の銀行の開設
以前は、容易に海外の銀行口座開設ができた時代もありましたが、近年は制限が厳しくなり難易度があがっているのが現状です。一時期、HSBCなどの口座開設ツアーが流行っていたのをご存知でしょうか(今も存在しますが)?当時は金融制限も緩く、海外の銀行口座にお金を入れておけば、日本からは察知されないなどがあり、富裕層の財産隠しやマネーロンダリングに使われていたということがありました。近年は非居住者に対する引き締めが国際的に進んでいます。
まず、日本にいながらにして口座開設できる銀行は多くはなくなりました。ほとんどの場合が現地へ出向いての手続きが必要になります。それでも、いくつかの銀行では、日本にいながら手続きができる銀行もありますので、後ほど紹介します。
海外金融口座のメリットデメリット
メリット①:本当の意味で外貨をもつということ
資産形成の手法の一つとして「外貨をもつ」ということが良くわ入れます。日本円の信用や価値が下がったときのリスクヘッジになるからです。よって、日本の銀行や保険などでも「ドル建て」があり、営業マンからも薦められたことがある方も多いのではないでしょうか。それももちろん悪いわけでないですが、あくまで日本の金融機関の商品にはかわりなく、日本の政治や景気に同じくして左右されるので、本当の意味で外貨を持っているということにはなりません。
メリット②:金利が日本より高いことが多い
知っての通り日本の金利は超低金利や場合によってはマイナス金利ともよばれるなど、0.01%程度の利率も多くあります(商品によって異なります)。それは日本の景気や情勢に紐づいているからです。しかし海外口座は、当然その国々による金利で運用されているため、日本の金利より高い金利で預けることも十分に可能です。
デメリット①:口座開設がそもそも難しい
前述の通り、難易度が高いことも多く、わざわざ出向かなくてはいけないことや、居住していることが条件であったりすることもあります。現に、日本の銀行は外国人に対してのハードルがとても高いです。
デメリット②:語学力が必要なことも多い
契約書等が、英語や現地語などの言語で書かれていたり、窓口にも現地スタッフしかいないことが多く、言語が求められがちです。
海外銀行の金利
海外銀行口座のメリットにあるように、日本よりも金利が高いことが多いです。
以下は定期預金で預けた場合の金利表です。
上記は欧米を中心とした先進国を並べていますが、アジア諸国の場合は以下になります。
・フィリピン・・・10-14%
・ベトナム・・・7.5%前後
・インドネシア・・・6.0~8.75%
・カンボジア・・・7.5%前後
・モンゴル・・・10-18%
日本にもかつて高金利の時代があったように、経済成長中の国の金利は比較的高いと言えます。
日本にいながら口座開設する方法
金利が日本より高い、資産形成のリスクヘッジにもなる、となると、海外口座も持っておきたいものですよね。ただそのデメリットは、現地に行かなくてはいけない手間や、語学の壁でした。しかし、そんなデメリットも解消できるならばどうでしょう?いくつかそんな銀行がありますが、その中のひとつ、オウンバンクを紹介します。
オウンバンクとは、フィリピン政府が認めるフィリピンの銀行で、グローバルな社会を目指すフィリピン、かつオーナーが日本人であるこの銀行は、日本人が日本にいながら口座開設をすることを認めています。その手順が以下になります。
1. メールアドレス登録&認証コード取得
2. 認証コードと開設申し込みフォームに入力
3. すべてに入力が終わったら、プリントアウトし郵送先情報(フィリピンの住所)にEMSを使って郵送
4. 口座開設申し込みが受領されると、書類内容の確認結果がメールで届く
5. 口座開設完了時に連絡メールで通知が来る
6. 郵送でスリップ、通帳、インターネットバンキングのID、パスワードの通知書が届き、手続き完了
上記の工程には1~2ヶ月ほどかかりますが、日本の銀行でもキャッシュカードが届くまでには数週間時間が必要ですので、大きな抵抗はないかと思います。また、口座開設に費用はかかりません。日本のコンビニや郵便局のATMから引き出しも可能で便利ですよ。(オウンバンクについては別の記事で詳しく記載しますので、是非ご覧ください。)
いかがでしたか。このグローバル社会、是非世界の情報も手に入れて、より有意義に資産形成してみてはいかがでしょうか。どちらにしろ、日本では金融機関においておくだけでは、利益にならないことはたしかです。
引き続き参考になりそうな情報を掲載していきますので、お楽しみに。